人間栄養を考えるワーク

2019年6月20日 (木)

姿を変えながら世の中をめぐる水は

異常気象で時に土砂を崩し、物を押し流したり

さまざまな自然災害を引き起こすことがある。


一方で、

緊張した時にひと息入れる飲み水や

波の音・雨音、そして水のある風景などは

心を穏やかに和ませてくれる。

 

「水はすべての生命にとって不可欠な物質であり、

かつ、単独の物質としてはヒトの身体で最大の構成要素である」

日本人の食事摂取基準2015年版より

 

 

身体に必要な栄養素や酸素は、水分と一緒に全身に運ばれることから

水の飲み方・食べ物の食べ方で身体の状態も変化していく。


また、水分や血液は細胞間を行き来し循環しながら

老廃物を身体の外に出すことにも大いに関係している。

どれだけ上手に水を飲むか、

どれだけ上手に食べるかに

思いをめぐらすことができるようになると、

血液や身体の状態に変化が生じることは

患者さん達を通じて多々、経験する。


自然のリズムの中で生活でき、

日々是好日。

勇気づけられる言霊のようにいろいろな可能性がひろがる・・・水。

               “えいようさん”の伸助

2019年6月10日 (月)

『士』って何だろう?

久しぶりのHakuです。

今回は、
人間栄養の本筋の話とは少し離れて、
別の話をしてみたいと思います。

 管理栄養士、栄養士の皆さんの肩書の最後についている
『士』についてです。

私自身も『士』に関係する仕事に従事していますが、
辞書によれば『士』には次のような意味があるそうです。

① 事(起こり・消滅する現象を言う)
② 職務(その人が担当している仕事、役目)
③ 事を処理する才能のある者
④ 役人
⑤ つわもの、兵士、戦士
⑥ 天子・役人の世継ぎ
⑦ 学識・徳行のある人、学問・知識によって生計を成り立たせている人

消防士や宇宙飛行士は②の使用例ですし、
弁護士や税理士などは⑦の使い方と言えるでしょう。

では、管理栄養士・栄養士の
『士』はどのような意味での使い方でしょうか?

②や③の意味合いもあると思いますが、
個人的には⑦の「学問・知識によって生計を成り立たせている人」が
”しっくりくる”と思います。

「その道のプロ」と言い換えてもいいと思います。

そうです、管理栄養士・栄養士の方々はその道のプロなのです。

個人で仕事をしている場合でも、
組織の一員として雇用されている場合であっても、
対象者と面談する際は、自らの知識と経験に裏打ちされた自己判断が必須となります。

そして、ここでいう自己判断は、
あくまでも個々の対象者の実際に即した内容から、
個別に導かれるものでなければなりません。
さらに、自己判断には責任が伴います。

この責任を自覚し、
覚悟をもって仕事や業務を行っていくことが
プロのプロたる所以ではないでしょうか?

結構、厳しい内容と思われるかもしれませんが、
この『士』を持って
仕事や業務を行っている以上避けられない事ではないでしょうか?

皆さんも、自分の『士』について改めて考えてみては如何でしょうか?

”えいようさん”の Haku

 

2019年5月31日 (金)

「魔性の女」 から 「立つ女」へ、 「ダサい女」から 「できる女」になるために

以前、あるドクターが
「栄養士は、『魔性の女』ですよね」と言っていた。

話をする度に
「~しましょう」
という言葉を多用すると・・・。
「~ましょう = 魔性」
なるほど、そう言われれば、そうかもしれない。
その時、私は素直に納得してしまった。

(栄養士は女性が多いため、そのまま「女」という言葉が続くことは、この文章では理解願いたい。)

しかしそれから、
納得する気持ちと ちょっと悔しい気持ちが入り乱れ
何とか『魔性の女』の名称を栄養士は返上したいと思った。

私たちが目指す
「人間栄養」の視点で考え行動する管理栄養士を表現するため、
どんな言葉が合うだろう、と 
ここ数年、心の中で考えていた。



この話題を、同じ「人間栄養を考える会」のメンバーに投げ掛けたら、
じゃあ 「ダサい女」でもあるわよね・・・と、思いもかけない 追加発言!!!

「もっと、〇〇してください」「△△してください」
まったくだ! 「ださい」「ださい」を連発している・・・。

けれども、この言葉は医療現場では「意味」のあることだ。
病気や怪我で入院をし、医師の診断の下、治療方針が示され、
食事療法という治療の中では、当然の表現であるのかもしれない。

「魔性の女」「ダサい女」ではなく、私たちが目指す管理栄養士を表現する言葉は????
 ますます 探すのが難しくなってしまいました。

患者さんは、病院・施設から地域に戻ってきたら、
その日から自分自身で食事を整えていかなければなりません。

地域で過ごす高齢者に対し、
自分らしく生きいきと暮らすために、
あなたは どうなりたいですか?

今後 どのように過ごしていきたいですか?
そのためには 何をしたら良いと思いますか?
と語りかけます。

現実離れした 実行不可能な 理想的なことでは無く
ご自身と 向き合って頂き 
あなたの 「その」なりたい自分になるために・・・。

「実現出来る」ために、管理栄養士はエビデンスに基づき、
人間栄養の視点で、食生活の助言・提案します。
実現につながるように、あなたの「出来る」を叶えられるように。

「役に立つ女(栄養士)」 「出来る をサポートする女(栄養士)」
ようやく、この言葉に、たどり着きました。
気持ちが、ぽっと温かく、軽くなりました。

もっと、もっと良い表現(言葉)が、今後見つかるかも知れませんが、
今は、この言葉に命を吹き込むために、
人間栄養の視点で、助言・提案が出来るよう、
この考えを、もっともっと広めていこうと思います。


"えいようさん"の 妃世

2019年5月17日 (金)

患者さんの想いを知る(保健指導編)

糖尿病性腎症重症化予防対策として、
対象者にどのようにアプローチしたのかを振り返ってみた。


Bさんは30代の頃に健診で高血糖を指摘されたが、
その後は受診と中断を繰り返し、
50代で脳梗塞を発症し入院。

退院後の数年間は受診を拒否していたが、
外傷のため近医で加療したことを機に、
糖尿病治療中断者として受診勧奨の対象となる。

随時血糖値195mg/dl、HbA1c7.4%であった。

行政の管理栄養士が初回面談を実施したところ、
経済的理由で受診を中断したことが分かり、
また、理由を詮索されることや1回の受診に時間がかかりすぎることも
医療から遠ざかる理由であると本人が話された。
(この方の居住地から病院までは1日2往復の乗り物があるだけで、
間に合わなければ夜まで帰宅できない。)


この方へのサポートは、
①失効した保険証を復活させる手続き、
②専門医への受診をご本人に受け入れていただくこと、
を優先した。

何度か電話でお話しするうちに気持ちがほぐれてきたのか、
糖尿病に対する恐怖で受診しなかったことや、
本当は元気になって働きたいと思っていることなどを打ち明けてくださった。

それから数日後に受診を確認したと、
病院の地域連携室から伝えられた時にはホッとした。

その後の面談で、
不規則な生活で欠食も多かったBさんは、
「朝食に何か食べましょうよ。」
という提案をすんなり受け入れ、
その後はご自分から連絡してくださるようになった。

「今日は○○を食べてみた。」とか
「~まで歩いたら爽快だった。」
など変化を楽しんでいる様子を何度かお聞きした。

そして1年後には
HbA1cが6.4%にまで改善し、
現在も定期受診を続けている。

受診勧奨など
栄養士がサポートすることではない、と思われるだろうか?

対象者が自分の病気と向き合い、
よりよく生きたいと望むなら、
改善を行うためのアプローチとして、
今回の事例もまた栄養士の役割であったのだと
私自身は思っている。

”えいようさん”のHasebe

2019年4月21日 (日)

『人間栄養』を改めて考える

久しぶりに細谷憲政先生の著書「人間栄養の実際-栄養状態と食事-」を開きました。

人間栄養学の目標・目的は、人体の栄養状態nutritional status を改善していくことです。
 「人間栄養の実際-栄養状態と食事-」細谷憲政 著(2008年) P16


私達が、多くの方々に知っていただきたいと思っている
『人間栄養』とはどういうことなのか、
一つの考えがこの著書に既に書かれているのです。

このためには、人体の栄養状態を評価・判定nutritional assessment することが必要になります。
この結果に基づいて、栄養状態を改善するためには、
どのようなケアプランcare planを立てて、
効果的な栄養補給nutrition support (中略)を選択し、活用して、

傷病者に対応して行くことになります。このような場合、有効な栄養教育も併せて
実施していくことになります。“  

細谷先生の言葉は続きます。
この著書では、臨床栄養の実践活動について、
栄養士・管理栄養士が行うこととして書かれてありましたので
“傷病者”とありますが、
健康状態がよい方々も含めて、考え方は同じです。


『人間栄養』は「栄養状態」、
ひいては「健康状態」を改善して
生活の質=人生の質(QOL;Quality of life)を向上することにつなげる取り組みですが、
『人間栄養』を実践の中に取り入れるには
細谷先生の言葉の行間を、もう少し読み解いて行きたいとおもいます。


「栄養状態」は、
人体に必要な「栄養素摂取」が
欠乏-潜在的な欠乏-適正範囲-潜在的な過剰-過剰の中で流動的に動き、
たとえ同一人物であっても、同じ状態ではなく流動的に変化しています。
だから、
栄養士・管理栄養士は、対象者の「栄養状態」を「評価・判定すること」は、
一度だけではなく定期的に継続して行う必要があるのです。

また、『人間栄養』の考え方を用いて、対象者の方とお話しする際には、
「栄養素」や「栄養成分」レベルで対話をするよりも、
対象者が食生活の中で用いるレベル、すなわち「食品」や「食べ物」、「食事」で考えることが必要です。

加えて、「栄養素」や「栄養成分」は、
食品成分表の数値どおり、栄養代謝の理論どおりに
いつも同条件で同じように、作用、代謝されるものではないのです。

つまり、対象者に生じている事象を観察、把握することで、
この流動的な「食の営み」の中での
「栄養状態」を総合的に評価・判定することになるのです。

さらに、「いつ食べるのか」、「どんな組み合わせがよいのか」、「なぜ食べるのか」、
「何をして過ごしているか」、「身体の動かす程度」、
ひいては、それらに関わる対象者の「意向」、「信念」などの”想い“をも含めた
対象者の生活そのものを受けとめ、それらから生じている事象との関連を
見ていくという視点が必要だということです。

そして、
『人間栄養』の目標・目的は「栄養改善をして行くこと」ですが、
多くの人々は1度で何もかも改善することは難しいので、
段階的な「改善のための計画」を立てて、対象者が自発的に取り組んで行く、
栄養士・管理栄養士はその取り組みがうまく実施できるようサポートして行く、
両者共同の取り組みであるということを理解することが重要です。

これら一連の取り組みが『人間栄養』だと思います。
取り組みの枠組みは、これまでの「栄養素」、「栄養成分」の過不足だけの評価や
対象者の意向も確認せず、理想的な食事に当てはめるフォローの仕方と同じであるけれど、
その心構えとして、「人間」そのものの当たり前の姿をとらえてアプローチするという点で
違いがあるのではないでしょうか。

ここでは栄養士・管理栄養士と書きましたが、
健康に関する“想い”を持つ人々に関わる支援者すべてを対象として
『人間栄養』は広く受け入れて行ける取り組みだと思います。

健康でありたい、若々しくいたい、やせたい、病気を悪くしたくない、
足腰を弱らせず年を重ねたい・・・
『人間栄養』の考え方を実践して、「人体の栄養状態を改善して行く」ことができると
私達の目の前に訪れる対象者が持っているこれらの“想い”を実現することに
役立つのではないかと思います。


”えいようさん”のミッシー

 

2019年4月 8日 (月)

患者さんの想いを知る(給食業務編)

給食運営は、栄養面だけでなく、安全、効率性などが求められる。
さらに、病院食は治療食という制約があり、どうしても画一的なメニューになりがちである。
それでも現在は、入院中でも個人の嗜好や食生活を把握し、
その人らしく療養できるよう個人対応など工夫がなされている。

人間栄養について考える時、
疼痛コントロールのために緩和ケア病棟に入院された少し気難しそうな印象のAさんを思い出す。


Aさんは、治療が奏功し、痛みが軽減し、ご自宅への退院が決定したが、
看護師から、「食事が心配で、退院できない」と不機嫌でだと連絡があった。

不機嫌のきっかけは、
数日前、Aさんが担当栄養士に、
「食事に、牛乳が毎日出るけれど、牛乳が好きでないので、どうしたらよいか?」と聞いたところ、
「いつでも、ヨーグルトや、ジュースに変更して提供できますよ」と言ったという。


「牛乳でなくても良いなら、何故、毎日、食事に牛乳を出す必要があるのか?
家ではどうすればよいんだ?」
と、混乱して、イライラがつのったようである。

後日、私は面接で知らされるのだが、
Aさんは、「毎日牛乳が出るのは、きっと自分の病気には、牛乳が必要なのだろう。
牛乳はあまり好きではないが、家に帰ったら、毎日、飲まねばならない。
自分は2階の自室で療養し、庭を眺め、ゆっくりしたい。
しかし、妻も歳を取り、足が悪く、食事の他に、2階まで、毎日牛乳を運ばせるのは、かわいそう」と悩まれていた。

昔気質のAさんは、奥様のことが心配であると、担当栄養士に話せなかったようである。
栄養士も、気難しい患者さんの機嫌を損ねないようにと、
病院食でも融通が利くとことを真っ先に伝えたとのことだった。

Aさんが混乱したことへ、栄養士はリカバリーを試みることとした。
そう、私は、患者さんと再び面接を行った。

Aさんには、病院食の提供の仕組みとして、
牛乳を優先して提供していること、
牛乳に含まれる栄養素について説明し、
牛乳以外の乳製品やチーズでも、蛋白質を十分に摂取できることをお話した。

少し安心されたのか、
Aさんは、Aさんが最も心配している奥様の様子や
お子様からの今後のサポート状況などを話してくださった。

自宅に小さな冷蔵庫を購入できそうとのことだったので、
息子さんに買い物の手助けと、2階までの運搬をお願いすることにした。

Aさんは、数日後に退院された。

タイミングを逸せず、
対象者の想いの把握に十分気配りし、
納得できる答えを返すことの大切さを教えていただいた事例だった。

 

  ”えいようさん”の恵

 

2019年3月20日 (水)

人の気持ちを動かす

人の気持ちは人に言われても動かない


だから、まず対象者の良いことだけに集中する
前向きに、否定的にならず、良い行動を見つけることだけに集中して、褒める


「褒める」ことは上からものを言う評価ではない

よい習慣や心がけ、行動、たとえ始めたばかりでも
対象者のよい行動を素直に褒める

褒めることは、時に、慎重に憶病になるが、
対象者の心がほぐれ、やる気につながる
双方の距離もぐっと縮まる


人は何かを変えようとする時
よくも悪くも感情がやる気に大きな影響を与える
だから褒め方上手のくふうが大事


何かを変えようとしてもなかなか達成まで難しいこともある
けれど、食事や日常生活の中でできる小さなことを繰り返していけば
心も身体もよりよくなっていく


できるだけ食事や生活を大きく変えなくても
対象者の変えたい[願い]につながることを見極めるのはこちらのつとめ
変えたい[願い]を心に、少しだけ丁寧に日常生活を送るのは対象者のつとめ

双方の力を合わせてよりよい未来を創る

健康への取り組みにはおそらくゴールはない

健康を願うなら試行錯誤し続けるのは本人のつとめだけれど
知らないことを知る、考え方が柔軟になる、納得する


そんな関りが思わず人の気持ちを動かすことがある
"えいようさん”の伸助

2019年3月10日 (日)

「アレンジ"力"」というスキル

「人間栄養」の考えを 知って欲しい  
それを実践できる人が増えて欲しい
これらの想いを込めて 
このブログの執筆者たちは 
それぞれの表現の仕方で発信しています。

感想をお寄せくださいね(^^)v

技術革新が進み  
職業702職種の中で 
第4次産業革命の後にも残る職業として
管理栄養士は、11番目に上げられているそうな・・・

人口知能が活用されるようになっても
人に寄り添い、
個別化した支援をするには 
エビデンスを活用し、
効果的であり、臨機応変な対応、
アレンジ力が必要とされる専門職種だからではないでしょうか?

地域ケア会議へ
管理栄養士が参画していくよう 
人材育成・研修等が進められています
自立支援への取組

地域ケア会議で、
管理栄養士が
栄養の側面から 助言・提案をして行く前に
薬剤師・歯科衛生士からも 的を得た提案が出て来ています
その次の順番で
助言・提案を求められた時、
管理栄養士でしかできない 提案ができるか?

その人らしさを知り、
地域資源を知り、
その地域にあった 
効果的であり、
実行可能にする支援方法を 
簡潔に、より具体的に提案できるか?

80歳台男性 独居  冷蔵庫も、電子レンジも無い
糖尿病で服薬しているが飲み忘れも多い 
入れ歯も合わず外して食事をしている

あなただったら まず どんな情報を把握しますか?

現在、どんなサービスを受けているのか?
対象者は どうなりたいのか?

その意向をくみ取って 
どこからアプローチしますか?
必要な地域資源として 何を調べますか?
どこと連携しますか?

地域ケア会議にかかわる 
他職種の専門性について知り、
相互理解を深めていく事も大きな力となっていきます

「ぼーっと」しては居られませんね (^_-)-☆      
あなたの声 待ってます             

"えいようさん"の妃世

2019年2月28日 (木)

人間栄養の考え方を知って実践すること

「人間栄養の考え方を知って実践すること、
そしてそれを皆様に伝えていくこと」
ということが私たちの思いです。

このブログでは、
人間栄養について私たちが感じ、考えたことをお伝えしています。

最近になって、
「読んでくださっている皆様も、
人間栄養のことをある程度ご存知である。」
ということを前提にしていたのかもしれない、と思うことがあります。

実は私も、
人間栄養とはこういうものだ!と断言できる明確な答えを持っていません。

言葉で定義づけすることが難しいと感じています。
皆様はいかがでしょう?

このブログでもご紹介している、
細谷先生の著書「人間栄養の実際~栄養状態と食事~
には次のように書かれています。

従来の栄養学は、
口に入るまでの食事、食べ物、食品について、
それらに含有される栄養素、栄養成分に焦点があてられてきました。

しかし、現在では、
人間栄養学として、人体の健康・栄養状態を観察し、
その状態を把握して、その上で経口摂取するものが、
私たちの体内で、どう変わるか、
どのように変わっていくかをみていくことにしています。

栄養指導(栄養相談)は、
「指示カロリーなどを示し栄養補給法や栄養管理について教える」から
「何をいつどう食べるかを対象者の意向に沿って提案する」
というスタイルに進化?してきています。

糖尿病の患者さんに食品交換表を使わないことも珍しくありません。

相手の個性を尊重する、
コーチングの手法を用いる、
など対象者に寄り添うことが求められるようになりました。

対象者の意向に沿いつつ
結果を出すことは必須で、
利用効率や栄養の質の評価はエビデンスに基づいたものでなくてはなりません。

これって結構難しいよなぁ、と私は思っています。

このブログでは、
そんなときに考え方の糸口になるようなことや、
ちょっとしたヒントなどを感じていただけることがあれば、
とても嬉しく思います。

そして皆様が、ご意見をお寄せくださることを心待ちにしております。

"えいようさん"の Hasebe

2019年2月20日 (水)

楽しく食べながら学べる絵本『今日は何を食べよう?』

「食べること」は大事ですね、
それは海外でも同じこと。

毎日食べるものはちがっていても、食事が身体をつくるのは同じですものね。

今回は絵本を紹介します。

『今日は何食べよう?』
(The Food Parade-healthy eating with the nutritious food groups-)

エリーシア・カスタルディ(作・絵)平尾 由紀子(訳)

詳しくはこちら 

食べ物たちが
バランス良く食べることを教えてくれる、カラフルな絵本です。

食べ物にはそれぞれどんな栄養があり、
どんな役割や働きがあるのでしょう?

いろんな種類の食品群に分かれています。
一緒にからだに良い食事について学び、
毎日からだに良いごはんを食べましょう! といった内容です。

そう、
「食べ物」が私達のからだを作ってくれている。

ですから、きちんと自分に必要な「食べ物」を選べる目が、
頭が必要なのですね。

英語の“Diet”は、
日本語でいう「ダイエット」とは意味が違うって知っていましたか?

“Diet”は「食べる」、「食べ物」という意味です。
日本語はなぜか「減量する」という意味で使うことが多いのです。

この絵本は
「自分の子供にどうやって良い食べ物を見つけますか?」
「良い食習慣をどのように作りますか?」
などと「どのように食べるか」という視点で
アプローチしています。

にほんのメディアでは「カルシウムが多い食品」や
「ビタミンCは風邪予防によい」などと
栄養素の話題からのアプローチした話題が多いですね。

同じような「食べ物」を食べても、
「食べ物」に入っている「栄養素」の使われ方は
人それぞれであり、
「食べ物」を摂り入れて身体で使われていく体内のからくり、
つまり
「食べ物」の処理状態(栄養)を見ていくことが必要だと
細谷憲政先生はおっしゃっていました。
海外ではこのアプローチがずいぶん昔から当たり前になっているとも。

この絵本は
「栄養素」の説明だけにとどまらず、
健康のために
「どのように食べ物を組み合わせるか」ということも教えてくれます。

忙しく過ごすことが多い現代では、
「どのように食べるか」ということを
考える時間がなかなか取れないですね。

だから、こうした色の豊かなイラスト付き絵本で学ぶことは有効だと感じています。

幼いお子さんと一緒に楽しむも良いですし、
大人同士で語りながら楽しんで
「食べ物」をどう組み合わせたらよいかについて考えてみるのも良いですね。

"えいようさん"のあい

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