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人間栄養のこと

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2019年11月23日 (土)

今、改めて思うこと・・「人間栄養がもつ意義」とは?

私は、これまでこのブログを通じて、
管理栄養士の立場で、
「人間栄養」という考えに基づく栄養相談の手ごたえを、
対象者と管理栄養士とのやり取りを中心に伝えてきた。

管理栄養士は、
ここ15年で、専ら「食事を考える人」「給食を提供する人」だけの人では、なくなった。

現在、管理栄養士は、
以前から行われていた治療の一環としての栄養相談はもとより、
特定保健指導、食育、訪問栄養指導、集団を対象にした健康まつりなどのイベント等をとおして、
予防から疾病まで幅広く、かつ様々な栄養介入の機会がある。

様々な職種と協働した活動も増えた。

栄養改善に対する期待は、
管理栄養士と対象者にだけ存在するのではなく、
多くの職種にも広がっているのではないだろうか。

なぜ、他職種が関心を持つのか考えてみた。

対象者の身体に即した栄養介入が功を奏すると、
手術患者では、アクシデントのリスクが減少し、
在院日数の減少に寄与するかもしれない。

高齢者では経口摂取が進み、
自力で食べていただける可能性が広がる。
そして、積極的なリハビリにも取り組めるようになるかもしれない。

自力で食べられるということは、
看護師にとっては、栄養経管チューブの交換の時間を軽減され、
薬剤師にとっては、錠剤の薬を砕いて提供しなくて済む。

栄養状態の問題に左右されなければ、
様々な専門職は、より本来の職務に力を発揮する可能性が広がるのではないだろうか。

大げさだが、
病院や施設の評判も良くなり経営に資すると言うこともあるかもしれない。
一方、地域では、人々の身体に即した栄養改善提案がスムーズに受け入れられれば、
より生き生きした地域づくりの原動力になるだろう。

改めて思う。
「人間栄養が持つ意義」は、
対象者や家族と管理栄養士の満足だけに留まらない。
私たちが関係する周囲の人々を見回し、
人間栄養に即した栄養介入が果たす役割を考えてみると、
「人間栄養が持つ意義」は、格段に広がるような気がする。

 

”えいようさん”の惠

 

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