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人間栄養のこと

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2019年8月15日 (木)

保健師さんから学んだこと

私が「人間栄養」に気づいたのは、いつだろう?

栄養指導が、みんな同じでいいわけがない。
体格や活動量、生活スタイルが違うのだから食べ方や量が違って当たり前だ。
何となくそういうことに気づいたのは、ずっと若い頃であったと思います。

かつて、私が勤務していた病院には、糖尿病専門外来がありました。
専門医の診察室に栄養指導用のデスクが配置され、
すべての患者さんに栄養指導を実施します。
主治医の指示はたいてい18単位から20単位と決まっていましたから、
午前中に10人~15人くらい、
どの患者さんにも同じことをずっと繰り返し喋っていました。

いっそ録音してエンドレスで流したい!と、
よく同僚にボヤいたことを思い出します。

その一方で、
先輩から受け継いできた、
誰に対しても同じことを一方的に押し付けるような療養指導というマニュアルに対して、
なんか違うよな~、と感じ始めていました。



その後の異動で、
保健師さんと一緒に働くようになり、
次第にその思いは確信となりました。

彼女たちは日常で生活する方々に対して、
ただ話を聞いて受け入れ、共感し、
押し付けることなく解決策を提案するという、
私にはないアプローチをするのです。

知識の提供によって納得させるのではなく、
相手に共感することで自ら納得して行動できるように促している。
すごいな・・・と思いました。


栄養指導の際は、
その方がどのような将来を望み、
健康でいるためにどうすればよいのか、
栄養士はエビデンスをもって取り組まなければならないと考え、
そのように心がけてきたつもりでした。

それでも主導権はこちら側にあり、
どうにかして私の予想する結果に誘導しようという魂胆(?)
もあったように思います。

保健師さんと協働した経験があって、
まず相手に寄り添い共感することが第一歩であると、
私自身が納得しました。
そして、自分なりに心がけてきた、
個々の思いを尊重し科学的根拠に基づく栄養改善の取り組みというものが、
実は「人間栄養の考え方」であったのだと、
改めて気づきました。

"えいようさん"の Hasebe

 

 

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人間栄養だと気づいたとき」カテゴリの記事

コメント

よーさん

こんにちは。
管理人のゆーさんです。

いつもブログに寄ってくださっているのですね。
ありがとうございます。
また、是非足跡を残してくださいね。
ご意見もお待ちしています。

 

「みん」さん、コメントありがとうございます。

我が家では食事の際に、高齢の母には食べやすいように小さく切ったり、昼食を簡単に済ませる夫には野菜を多めに盛り付けます。
運動部の息子には、「たくさん動いたのだからしっかり食べなさい。」と言います。
家族で同じ献立でも、それぞれの状況によって食べ方や量を変えますよね?

家族の健康や将来を気づかい工夫をするように、相手に寄り添うことをイメージしてみてはいかがでしょうか。

いつもありがとうございます。
是非教えていただきたいのですが、
相手に寄り添い共感して、その中から提案することそのものが、難しいのですが、何か例をあげて教えていただけると嬉しいです。

Hasebeさん

こんにちは。いつも勉強をさせていただきつつ、ブログを読ませていただいています。
私も栄養指導をする際に、保健師さんの対象の方の懐に入っていくようなアプローチに、すごいなあと思うことがありました。
明確に書いてくださってありがとうございます。
こういうことなんだと思いました。

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