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人間栄養のこと

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2019年7月22日 (月)

「人間栄養」がわかった瞬間

「1日3食、毎食に主食やおかず、野菜が揃った食事を食べましょう」
「間食はやめましょう、菓子類は食べないように」
「果物は1日1単位までにしてください」
「夕食後には食べないようにしましょう」
「味付けは薄く、塩辛い物はやめてください」
「飲酒は当分やめましょう」

 今から20年程前、
 管理栄養士として仕事を続けていた私は、
 先輩の管理栄養士の方々が栄養相談の際にこれらのことを
 対象者に同時にたくさん伝えているということについて、
 疑問を持っていました。

 本当に、これらのことを栄養相談の対象者に言い続けなければならないのか?

 病気がある方々だから言わなければならないのだろうか?
 本当にこれらを実行できたら、健康になれるのだろうか?
 一度にたくさんのことができる人は少ないのではないか?
 当時、私も栄養相談では、これらの中から目についたこと、
 あるいは気が付いたことを取り上げ、伝えていました。

 しかし、気持ちは苦しくなる一方でした。

 そんな中、「人間栄養」の考え方が雑誌や研修会で取り上げられるようになり、
 生活・食生活と代謝、人体側面からその関係を見ていく
 「人間栄養」の考え方を知るようになりました。

 “同じ食事を食べていても、それぞれの身体から得られる結果(体重や血液検査等)は違う”
 ということに改めて気づき、

 ”その人が何を望んでいるのかを汲み取って、
  何をどう食べていくかを納得してもらって
  将来の健康リスクを軽減する行動を促す“

  その活動こそが「人間栄養」だということを知りました。

 さらに、「日本人の食事摂取基準2005年版」で

 “エネルギー及び栄養素の「真」の望ましい摂取量は個人によって異なり、
  また、個人内においても変動する“

   ということが明確になった時、
   ひとそれぞれの食事量や食生活があるのが当然で、それらの習慣と
   それぞれの身体から得られる結果を手掛かりに、
  必ずしも数多くの理想を追い求めなくても健康リスクを軽減することができるはずだ、
  と確信しました。
  長年抱き続けて来た疑問と苦しさから解放された瞬間でした。

   それから、栄養相談の時には対象者側に自身を置いて考えることができるようになり、
 対象者の意向や信念を残したまま、健康リスクの軽減を目的により望ましい行動を
 一つずつ実行していくための話し合いができるようになりました。

 「人間栄養」は
  古の時代から究明されてきた生化学と「ヒト」の身体で検証してきた
 エネルギー・栄養代謝の科学を用いて、「ヒト」をよりよい健康・栄養状態に導き、
 よりよい未来にするための取り組みだと、今は言えるようになりました。

 そして、その中心的な担い手は管理栄養士でありたい、と思っています。

                                              "えいようさん"のミッシー

 

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