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人間栄養のこと

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2018年12月 3日 (月)

食事や栄養の相談拠点と管理栄養士

10月の日本公衆衛生学会での自由集会では
「地域の相談拠点を考える-薬局の食事相談の場合-」というテーマで、
地域で食事や栄養のことを気軽に話したり聞いたりできる
”ひとづくり”や”しくみづくり”の可能性を検討しました。

昨今、薬局に雇用される管理栄養士が増えているようです。

地域住民による
主体的な健康の維持・増進をサポートする場の一員として
管理栄養士が身近な存在になることが期待されていることの表れかもしれません。

インターネットで、薬局の管理栄養士を「強み」にして、
利用者に訴求している言葉を調べました。

“食事に関する相談” 
“栄養相談”
“食生活改善のアドバイス”
“ダイエットのアドバイス”
“生活習慣の見直しについて管理栄養士がアドバイス”
“高血圧、糖尿病などの栄養相談”

“健康食品、サプリメント選びのアドバイス” 
“黒酢の試飲と栄養相談” 
”健康測定会と栄養相談“
“AGEsの蓄積を予防するお食事や生活習慣に関するアドバイス”
“介護(治療用特殊)食品・補助食品の提案”
 “献立レシピの提案”

“介護予防のお食事” 
“嚥下対応食の指導”
“訪問栄養指導”
“栄養通信”“栄養新聞” 等々

このように、薬局の管理栄養士が“できること”として、
表現される言葉は多岐に渡っています。

しかし、「人間栄養」を真摯に考えようとしている私たちにとっては、
何か違和感を覚えます。
なぜでしょう。

「人間栄養」の主題は
“目の前にいる人の栄養状態をどうするか”
ということで

その具体的な活動の心がまえは、この細谷氏の言葉に表現されています。

その人が何を望んでいるのかを探し出して、それに対応していくことが重要です。
 病気を治したい、健康になりたいという気持ちを汲み取って、また、その方向で
 何をどう食べていくかを納得してもらって、それを実行していくことです。

  「人間栄養の実際-栄養状態と食事-」細谷憲政著(2008年) P2

この文章には、
“対象者の意向”
“探す(アセスメント)”
“よくなりたい(悪化しない=維持・改善)”
“対象者の納得”
そして
“実行していくこと(継続)”
このような言葉が並びます。

薬局の管理栄養士を「強み」にして、利用者に訴求している言葉と、
「人間栄養」では、明らかに異なることがあります。
薬局の管理栄養士ができることは、
利用者に何かを提供しようとすることに軸があります。

しかし「人間栄養」では、一方通行ではなく、
利用者と管理栄養の間には双方向のコミュニケーションが、必ずあります。

薬局での管理栄養士の役割は、
単なる情報提供だけに終わってしまってよいのでしょうか。

地域住民の方々が、
「管理栄養士と出会えてよかった。」と実感する結果を
たくさんもたらすことができていけば、

薬局の管理栄養士の存在感が、より大きくなっていくのではないでしょうか。

"えいようさん"のミッシー

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