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人間栄養のこと

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2018年11月11日 (日)

対象者の“食べる”を共有する

「食べていないのに痩せない!」とおっしゃる方に対して、
保健指導をする必要がある時に、
皆さんは、どのように食事についてアセスメントをしますか?

この対象者は、減量したくて以前よりは食事量を減らす努力をされているのでしょう。

減量に結びつくだけの飲食量の変化はないということも言えます。

一方、お聞きしたお話の内容から食事の量をパパッと頭の中で計算して、
「食事の聞き取りでも多いとは感じませんでした。」
と判断する管理栄養士もいるかもしれません。
この専門家は、何と比べてそう判断できたのでしょうか?

私達人間は、自分の食べた物を正確に覚えているとは限りません。
習慣だから食べる、
惰性で食べる、
とりあえず食べる・・・

自分が意識していないことは、自分から第三者に伝えることはできません。
専門家からのいくつかの質問から、自らの“食べる”を思い起こし、
意識していなかったことを自覚して、人に伝えているのです。


目の前の指導対象となる方が、
今、自分の”食べる”を思い起こしたばかりであることを
理解しつつ、
まさに対象者の食事内容を把握する際にも「人間栄養」の考えがあると
楽にできるようになります。

食事のアセスメントをしながら、
対象者の生活状況やいろいろな食行動、
”食べる“際の心情、意向、信念等を推し量ると、
いろいろな疑問も沸き上がってきます。

「いつも日中どんなことをしているのだろう」
「“油”が多い食品とわからないで食べているのだろうか」
「なぜこのような食べ方を続けているのだろうか」
「何をすることに一生懸命なんだろう」    等々

対象者の“食べる”は
日常生活の流れの中にあり、
“食べる”行動にも意向や信念がありますが、
ご本人が意識せず食べている場合も多々あります。

食事のアセスメントでは管理栄養士側から見るよりも
対象者側に意識を移して
対象者の生活状況や“食べる”を把握するという姿勢が
重要だと思います。
逐一、食事内容を把握することよりも、ご本人の”食べる“を想像しながら共有し
ご本人の適正量に対して
日常的にどこが偏っているのかを見分けて行くことが必要です。

対象者が認識できていないことの中に
ご本人の願いを叶える鍵があり、
それを把握し、
対象者に伝える、

それが管理栄養士の専門職としての技でもあると思います。
                 "えいようさん"のミッシー

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