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人間栄養のこと

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2018年11月 1日 (木)

薬剤師と管理栄養士が連携するということ

10月25日に、日本公衆衛生学会にて自由集会を開催しました。

テーマは、「地域の相談拠点を考える~薬局の食事相談の場合」
実際、地域を拠点に「健康屋」を目指した薬局の活動として、
薬剤師と管理栄養士が一緒の場で、相談に応じている事例をお話ししていただきました。

2018_2

管理栄養士が、
地域の中で「食事相談に応じる」ということは、
普通にされていることかもしれませんが、
薬局にくるような方が対象というのは、実は難しい。
単なる健康相談ではないのかもしれませんね。
ここからは、この薬局の薬剤師さんと管理栄養士さんが実例としてお話されたことを、
フィクションとして想像で少し広げながら、
連携ができたケースとして紹介します。
***********
薬局に来る方というのは、
体調が悪かったりすることがまず理由で、病院や診療所にまず行って、
待って、検査して、診察してもらって、お金を払って処方箋をもらって、薬局にきます。
診察時のお医者さんの言ったこと、
看護師さんが言ったこと、
病気のことが頭の中をグルグルしていたり、
ちょっとホッとしていたりした後に、
もしかしたら少し惰性のようなまま、薬局にやってくるのかもしれません。
薬局で服薬状況も聞かれた際には、
「食後に、きちんと薬を飲んでいます」と回答するかもしれません。
慢性疾患の患者さんは、
医師の前では「患者」という役割を演じる、
と専門家の方がお話しされていたのを聞いたことがあります。

つまり、
先ほどまで「患者」としての役割でいた、この方は、
惰性のまま「患者」として、
「お薬」と言われたら、患者として「きちんと飲んでいる」と、
答えるのも分かる気がします。
本人としては、嘘ではないのです。
いつもお世話になっている医療者に対して、「患者」としての役割を完遂しようと、
「きちんと飲んでいる」と応えたくなるのではないでしょうか。

管理栄養士が、
食事療法ではなく、
食生活を支える立場として、
そんな時に「毎食、お食事を取られていますか?」とお聞きしたら、
「朝はゆっくり起きるので、昼と一緒で、後は夕食です」のような
実は2食しか食べていないと回答が返ってきました。
あれ?、お薬は食事ごとに食後の計3回服用するはず・・・
と、服薬管理につながったそうです。

食事が、「療法」としてだけではなく、
人々の生活の営みや幸せを支える要素にもなっているからこそ、
薬局としての役割に広がりを持たせたのかもしれませんね。
                                    "えいようさん"のゆうさん

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